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歴史講演会「戦争遺跡の保存活用について」に多くの市民参集
現在、鉾田市議会へ請願が提出され厚生文教委員会に付託されている監的壕の文化財指定についての要望に関連した講演会が、5月20日(日)鉾田市福祉事務所2階会議室を会場に開催されました。主催者である地元鉾田市郷土文化研究会総会時に合わせた講演会事業として開催されたもので市民のほか当該施設で教官や学生(兵士)であった方の遺族の皆さんも駆けつけるなどなど遠方からの参加もありました。
講師には、茨城県内の戦争遺跡を調査されその成果を『フィールドワーク 茨城県の戦争遺跡』としてまとめられた筑波大学教授の伊藤純也先生を招き、鉾田飛行学校を例にしてその保護活用の在り方を提案されました。
伊藤先生は、現在の「監的所」が地域の皆さんや茨城県の取り計らいで保護されたことへの称賛をし、今後も市民レベルでの関連遺構(各種施設等の跡地)の掘り起しや平和教育への積極的な活用について、その保存されているであろう可能性や手法についても言及されました。
また、原位置ではなくなった監的所について史跡ではなく歴史史料や構造物(遺構)などとしての指定取扱いや登録文化財としての位置づけなど可能性についても示唆されていました。
本市としてもこの貴重な監的所ほか戦争遺跡の再調査と指定等について更なる議論が必要だと痛感しました。参加者の多くの皆さんも鉾田飛行学校の歴史的位置付けについて多くを学んだ講演会となりました。